クリスマスデーの次の日は
、"ボクシングデー"と呼ばれ、祝日になっています。
昔、クリスマスデーの残り物やクリスマスプレゼントを箱に入れ、26日に、貧しい人たちにプレゼントする習慣があり、この日は、"ボクシングデー"と呼ばれるようになったそうです。
ボクシングデーに行われる伝統行事のひとつに、
キツネ狩り、ことハンティングがあります。
この日は、イギリス中のハント(フォックスハウンド(猟犬)のパックを所有しハンティングを行う集団)にとってもっとも重要な日になっています。 この日は、どちらかといえば、社交行事です。
我が家のショージャンパー、サッヅを預託しているファームのオーナーは、熱心なハンティング一家。 村ひとつ所有し、大きなマナーハウスに住み、シーズン中は、週に3回くらいハンティングに出かけます。
普段は、ボーディングスクールで寄宿生活をしている子供たちも、クリスマスホリデーで帰宅しているので、今日は、両親の馬2頭と子供たちのポニー3頭、全部で5頭を1台のトラックに乗せ、ハンティングに行ってきました。
ハンティングから戻り、ポニーを洗っているジェシカとグルーム(馬の面倒をみる人)たち。 今日は、置いてきぼりだった、もう1頭のポニーのエクササイズの準備をするファーガス。
馬房の中は、サッズ
長男のアーチーと、葦毛の有能なポニー、マイロー
ハンティングは、2004年に国会で禁止法案が可決され、2005年2月から禁止法が施行されました。 禁止法案が出てから、可決されるまでなんと45年もかかったイギリス1大法案でした。
しかし、キツネ狩り禁止法は、ハウンドがキツネを噛み殺す前に、銃殺すれば良い、ねずみ、野うさぎ、リスを追ってはいけないが . . . など、あいまいなところがあり、法に触れるぎりぎりのところでで楽しんでいるためか、ハンティングの人気は、むしろ上昇しています。
一家の所属する N&T Huntは、100頭以上の馬とそれ以上のフォロアー(歩いてハントについていく人たち)が集まったそうです。
今年の、ボクシングデーには、イギリス中で314のハントの集まりがあり、約30万の人馬がハンティングに参加したそうです。
私は、ハンティングとはいきませんが、後ろの乗馬学校の馬で、恒例のボクシングデー2時間ハック(外乗)に出てきました。
しかし、実際は、2時間半、これで体のほうは、クリスマスホリデーモードから抜け出すことができたかも . . .