へリングズウェルマナーは、高級住宅に再開発され、8エーカーの敷地内にあるマナーハウスのハイスタンダードのアパートやコッテージは、The Manor, Herringswell として、すでに販売され住人もいる。
週末、オープンデーになっていたので覗いてきた。
今回は、第2開発が終わり、テンプルとコートヤード、アーチェリーコードなどを見ることができた。
テンプルこと「太子殿」は、4軒に分けられ、それぞれオープンプランでシンプルで大きなガラスのドアから日本庭園を楽しめるようにしてあった。 また、銅の屋根に似合わないが窓をつけることにより、2階にゆとりある寝室ができていた。
すでに「太子殿」の入り口側のフラットは、買い手が決まっていた。 中年の上品な女性で、「太子殿」の歴史にとても興味を持っているらしい。「太子殿」の看板を彫った柴田先生が懐かしい。
コートヤード、こと「男子寮」と「女子寮」は、3階からなるフラット、概観も内部もうまく上品に改装されていた。 中間にあったテニスコートは、庭と駐車場からなるコートヤードにかわり、「食堂」は、影も形もなくなり、木が植えてあった。
1昨年前に亡くなった斉藤シェフを思った。
アーチェリーコートは、2階に2つ寝室があり、木のフロアーで、なかなかイギリスの住宅にはない、素敵な空間で、やはり大きなガラスドアから庭が楽しめるようになっている。 キッチンは、シンプルだが高級で素敵だ。
セップと若くて亡くなっってしまったゲルチェ先生を思った。
残すは、スポーツホールの開発だけとなった。 まだ、許可は出ていないそうだが、20軒のアパートに改装する計画だそうだ。
Bidwellsという高級物件を専門にする不動産屋が販売を担当してる。
不動産屋さんと話しをしている間、1980年代、90年代のヘリングズウェルマナーの様子が鮮明によみがえった。
とても不思議だ。 新しい住人たちには、ここで、英国四天王寺学園の生徒たちが青春を過ごし、たくさんの日本人にとって、いつまでも特別な地であることなどわからないのだろう。
こんなに変わってしまっているのに、私にとって、The Manor は、いつまでも
ヘンリングズウェルマナーだ。
不動産屋の上品なセールスの女性は、"Everyone has to move on. " という。
マナーハウスの裏のほうには、日本語の名前がたくさん刻んであるらしい。
昔のホストファミリーに出会った。 まだ、今でも、女生徒と手紙の交換をしているそうだ。
BidwellsのHP :
http://www.bidwells.co.uk/cms.php?pageid=1
The ManorのHP:
http://www.herringswellmanor.co.uk/